せのんの隠れ家(書庫)

毎日19時更新。

【3ヶ月練習法】話題のイラスト練習方法を音楽でやってみ始めている

前にも動画をとりあげた
イラストレーターのさいとうなおきさんが提唱する
最速のイラスト上達法…が、昨日ちょっと話題に。

www.youtube.com
私はそれより少しだけ前(1週間前)に知って
あまりにも衝撃を受けて
「これ私もやろう!!!!!!!音楽で!!!!!!」
となり、今に至っています。

ざっくりいうと
大好きな絵師さんの絵をお手本にして
 そのひとの画風で絵を本気でかいて
 違うところをひたすら練習する!!!!
というもの。

これの驚いたところは
その期間中にお手本にするのは
 一人のイラストレーターに絞る!」ということ。

自分は音楽制作を専門に勉強してきたのだけど
とにかく「幅広くインプットを増やせ!」と言われてきて
「自我を頑固に貫き通すのはよくない!」とも言われてきて

たったひとりの、嘘偽りなく心の底からとても大好きな作者がいて、
自分もああいう曲をかけるようになりたいな、と思っていた自分にとっては
この教えを受け止めて頑張って適応してきたけど、
やっぱり、かなり無理をしていて、しんどくて。

でも、この練習方法では、
お手本をひとつに絞り込むことが
「OK」通り越して「むしろこうして!」という
くらいになっている。

それにも理由がきちんとあって、それは
本当に大好きだと心から思える、一つの作風に絞らないと、
 深いところが見えてこない、観る解像度が上がらない」から。

…本当にそうだと思う。
いろいろたくさんインプットしようとしたけど
好きじゃないけど世間的にはいいとされる作品からは
どれだけその質がよかったとしても全く吸収できず、
量だけ増やしても、インプットの質は全然増えなくて
表面的なものしか吸収できなかったから。

さらに、この動画では
「人の作風に完全に染まって二番煎じになってしまう」
というリスクについても
全然問題ない!そのひとの個性は絶対出る!
と明言。

仕事にすることも念頭においてる環境にいるので
「自分の曲、どうやってもリスペクトのカラーが強くなりすぎて
 世間には適応できない…」
ということにもすごく悩み、
意図的に「リスペクトを消そう」「ちゃんとした一般的な曲を書こう」
としていたところもあったけど
その結果、曲作りを楽しめなくなり、自信も無くし・・・。

つまり

・たったひとりの、とても大好きな作風の人がいる!
・その人みたいな曲をかきたい!
・もはやそれがアイデンティティ

くらいである私のためにあるような
練習法なのではないか!!!!
と思い、非常に感銘を受け、

イラストではなく音楽でやったらどうなるのか、という
実験の意味もこめて、やってみることにしました!


で、まだ1作目の制作中なのですが
イラストでは


数時間かけてがっつり絵をかく(実践)
 ↓
13時間くらいかけて相違点を練習(練習)

のルーティンだったのですが

音楽の場合だと、
・まず真面目に曲作ると数日~1週間かかる
・そんな細かい練習ってできることがあんまりない
・練習でやるなら模写(つまり耳コピ)くらい

だな、と思ったので、今の計画としては

1.目標1週間で曲をかく
(その間もひたすらお手本を聴いて、
 どうしたらそれっぽくなるかをメモはする
 ただし、耳コピはその段階ではしない。我慢)

2.完成した!と思ったら改めてお手本と聴き比べて相違点を書き出す
(この時点で気になるところは特定のパートを耳コピして打ち出すなどする)

3.練習フェーズ無しに次の制作へ!

つまり、ほぼ100%実践ベース。

ちなみに、すでにちょこっと効果がでているような…!!


それについては、またあした。

【ネタバレ注意】少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド 鑑賞

昨日公開のレヴュースタァライトの映画、見てきました。
アニメ版の総集編ですね。放映時間はジャスト120分。

cinema.revuestarlight.com



以下、ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

では感想を…

めちゃくちゃ面白かったです!!!!!!!

話の展開自体はアニメ版と同じことが考えられることから、
今回の映画では、新要素がどのように追加されるのか
どのように物語がまとめられるのか、というところが
注目されるかなと思ってみてきました。

全体的には、レヴューシーンが多めの印象(それはそう)

で、気になる
「原作アニメとどう変わったのか?」について。

これがすごく絶妙によかったです!

たとえば、物語に登場する場所すべてに
その場所の名前がテロップで表示されたり。

それは、「第1レッスン室」などの部屋の名前はもちろん
レヴューの舞台会場ひとつひとつにも、その名前がつけられていたり…!

アニメ原作では
「なんでひかりちゃんの相手がばなななの?」と
少しわかりにくかったところが、
本作では、
「時間をループしている」ばなな視点から作られているので、
「せっかくのループに入り込んできた神楽ひかりと衝突」という
わかりやすい演出が加わっていたり。

また、原作では
ひかりちゃんと純那ちゃんのレヴューに華恋ちゃんが乱入
→直後に純那ちゃんVS華恋ちゃんの正面対決
という順番だったのが、

ひかりVS純那VS華恋(乱入)
  ↓
華恋VS真矢(これを機に華恋ちゃんの覚醒が始まる)
  ↓
華恋VS純那 & 華恋VSまひる & ふたかお
(それぞれの舞台少女の「再生産」)

という順番に組み替えられてました。

時系列順、というより、
華恋ちゃんが覚醒するまでを一気にやって
そのあとに他のキャラがきらめきを得ていくところをやって
そして、大場ななと、ばななのループを壊した
神楽ひかりという、物語の真核に入っていく、という構成なのかなと。

そのそれぞれのシーンの間に
大場ななとキリンがお話する、というシーンがあった感じですね。

そして、上記の
華恋VS純那、華恋VSまひる、ふたかおの3レヴューは
新しくアレンジが施されておりました!

The Star Knowsはオルガンが入ってより厳かに
恋の魔球は8bitのゲーム音楽風ぴこぴこアレンジに、
花咲か唄は切ないしっとり系のアレンジになっていました。
(花咲か唄のアレンジがよすぎて涙腺崩壊しました。CD期待)

また、今回の中心人物、大場ななと華恋ちゃんのレヴュー曲
「星々の絆」は、歌い訳の一部が逆転してました…!
ほんとに全然印象変わりますね…

そして、BGM関係で最も印象に残ったのが
レヴュー最終日、華恋&ひかり VS 真矢&クロディーヌの
レヴューデュエットのシーン。

原作では九九組の1stシングル「Star Divine」の4人バージョンが
使用されていましたが…

今回はなんと、同じシーンに
Star Divineの続編曲にあたる
「Star Diamond」が使用されていました!!!

劇場で見てたとき、
驚きすぎて変な声が出ました…。

全く違う曲がくる、ということは今までになかったし
Star Diamondはほんとうに大好きな曲だし、
Star Divineとしっかり関係がある曲だし
そして、そのレヴューステージ名にも
「ダイヤモンド」という文字が入っていた…!

Star Diamondを制作した時点で
このことは計画されていたのだろうか…
それがすごくきになりますね。


そして、そのあとはほとんど原作通り。
ひかりちゃんは運命の舞台に幽閉され、
華恋ちゃんはひかりちゃんを必死に探し、
地下で再びレヴュー、負けても這い上がる華恋。
そして、お互いがお互いに求めてあっていた「スタァ」である、と。
スタァライトの悲劇の物語に続きを作り上げた。

新しい結末を加えた聖翔祭は大成功を収め、
めでたしめでたし…。



…では、終わらなかった。

物語の続きが作られたなら
さらにその物語は続くことになる。

紅く染まった二つの星から滴る真っ赤な血。
「死せる舞台少女」…

このような意味深な予告を残して、本作は終了。

めちゃくちゃ続きが気になりますね。
来年公開予定だそうで。
キリンのごとく首を長くして待っていましょう。

そのまえに、あの、
新規レヴュー曲のサントラを、お願いします…といいたいですね。


以上、今日みた映画の話。
しっかりかこうと思ったら19時から大幅に過ぎてしまいましたが
ほんとうにおもしろかったし
やっぱり、レヴュースタァライトは私の人生そのまんまですね。。。

…二回目、見に行くかも(笑)

気持ち背中を反って歩くと、いいことたくさん

6月くらいに、街を歩きながら
窓ガラスにうつる自分の姿をみて
「うわ!めっちゃ猫背!前のめり!!!」って
思ったことがありました。

それを踏まえて、
どうしたらちゃんとした姿勢に見えるのか、ちょっと研究。

いろいろ考えた結果、こうしたらよかった!というのが
「気持ち背中を反って、
 重心を後ろめにおいて歩く」ということ。

背中を反ると不自然になるんじゃ…?と思ってたけど
案外「ちょっと違和感あるかも…?」ってくらい反ってるのが
見た目的にはちょうどよくて。

常に軽く胸を張る…という感じ。
で、それにともなって重心は前ではなく後ろにおく。

そうすると、自然といいかんじの姿勢になる。


こういう姿勢を心がけるようになってから、
姿勢以外にもいろいろなものが変わってきた。

ざっくりいうと
「前向きに、堂々と立ち回れるように」なりました!


いままでは前傾姿勢で下を見て歩いていたのが、
上体を起こすことにより、
自然と視線が上にあがったことで
ものごとや未来の見方も、下向きから上向きに変わり。

いままで前に重心を置いて
とにかく前へ前へ!という感じだったのが
重心が後ろになったことにともなって
先を急がず、精神的にも堂々と歩みを進めれるように。

結果、見た目的な自信が増えたのもともなって
精神的な余裕がたくさん生まれました。


それからまあいろいろなことが重なったのもあって
7月に入ってからは人生が全体的にいい方向に転がりました。

ハッタリでも見た目的な余裕を作ることで
自分の心の余裕も案外つくれるし、
いいことはたくさんあった、というお話。

あせってるなと思う時こそ、
まずはできることから、少しでも
堂々としてみたらいいのかな、と思います。

【ブログ裏話】毎日19時更新…ということ

このブログは一部の例外記事を除いて、
記事を事前に書き溜めておいて
1日1記事ずつ、毎日19時に投稿するようにしています。

過去に書いていたnoteやブログでは
気まぐれに更新していたり、
逆に「毎日書いて一日2記事以上かく」といった形とか
いろいろやってみてたけど

今回は一日にたくさんかいてもいいけど
公開されるのは毎日1本ずつだよ、という設定で挑戦しています。

なんでこうしたかというと
「投稿頻度」と「執筆労力」のバランスを考えた結果
こうなったため。

まず、更新頻度がまばらでは
見に来る人も見にきづらいし、
自分も適当になってしまう。

かつ、言いたいことがたくさんあって
とにかくかきたい!っていう期間と
何も書くことが思いつかない!と思うときって
結構まばらにやってくるものなので、

「毎日リアルタイムで投稿!」というスタンスは
非常に苦痛なところがあったり。

というわけで、今はかけるときにたくさん書き溜めておいて
忘れてもいいように自動で投稿するようにしています。

 


そしてなぜいまこんな話題をかいているかというと

ストックが尽きて書くネタがなくなったから!!!!

量か質か…というよくある議論

創作でもなんでも、スキルや実力をあげるには
量をたくさんこなすべきか
とにかく質を極めるべきか…
という議論はしょっちゅう起こっていますよね。

これについて私が高校時代に学校で言われたのは
「量×質」

要するに、量だけじゃ意味なくて
質だけでも意味がない、ということ。
(どんだけがんばっても×0、つまり意味皆無)


…ってまあ、冷静に考えれば当たり前なんですけども。

それを踏まえての私の意見は
「質に意識を向けすぎて何も作れなくなるくらいなら
 量を意識したほうがいい!」
というもの。

たとえば、楽曲制作において、
「量をたくさん作ろう!」と思って
「量だから適当でいいや!」って
まったくもって適当に作ろうとする人って
ほとんどいないと思うんです。

人間の生理現象的に
適当でよくとも、いいものを
「作ろうとしてしまう」という性は
誰にしもあるのではないでしょうか。

だから、意識上は「"量"極振り」だとしても
その性質を計算にいれれば、
必ずちょこっとは「質」の意識が入る、ということ。


でも逆に、「質」を意識した場合はどうでしょう。

創作において「質」って、上限がないんです。
だから、制作者が「これでよし!」って決めなければ
永遠に作り続けられてしまうもの。

世の中にでてるどんな完成品も、
「限られた納期、スケジュールの中で」
出来る限りのことをやって生み出されたもの。

つまり、自分で期限を決めないと
作品は永遠にできず、
「量」はどんどん蔑ろにされてしまうのである。

だから、質に意識を向けるのは
精神面から制作をコントロールする、という意味では
あんまりよろしくないかなと思う。

それに、質を意識してしまうと
実力に自信がない人ほど、
「こんなのまだ作品にできない」と
どんどん量が蔑ろになってしまう。


ってことを踏まえると、
「質気にして量が出せないくらいなら
 とにかく量を意識したほうが、うまくいきやすい!」
ということはやっぱり言えるかなと。

私も最近、二時間DTMに極力参加するようにしているのも
この意識があってこそ。

ループばっかりになりがちだけど
その中でサウンドメイクにこだわってみたり
ループのパーツの打ち込みでリアリティを追求してみたり
そもそも触ったことがないジャンル、音色に触ってみたりなど
その中でも学べることはほんとうに多くて。

という自分の経験も踏まえて、
量か質か論争にもまれたら、
ぜひこれを思い出していきたいなと思います。

人間は基本的に、他人の作品に興味は無いものである。(さいとうなおきさんの動画を見て)

今日はイラストレーターのさいとうなおきさんの動画を踏まえて。

www.youtube.com

 

私はさいとうさんの動画は最近よく見ていて
「ここで言ってることって
 音楽でも同じことが言えるんじゃないか?」
という観点からみているところ。

 

で、この上記の動画を見て、
すごく「なるほどなー!!」と思ったのが

「人は他人の作品には興味がない。」ということ

これは常々自分もそう思っていた。

これを意識せず、自分は人に求められていると勘違いして
「自分の作品がバズらない!」と
思っている人は結構多いんじゃないかな、と
いつもそう嘆いている人を見ていて思う。

で、そういうひとほど
「自分の作品なんか誰も求めてないんだ…」って
そのことを卑下してる…ように私には見える。

誰も求めてないのは当たり前。
それを頑張って相手に寄り添って
振り向いてもらえるように作るか、
(それで駄目なら相手に寄り添いきれないか運がなかったか
 だからバズらないのを八つ当たりする意味はほとんどない
 そう叫ぶ時点で見てくれ感が強くなって
 ネガティブキャンペーンにもなってしまうし)
それでもいいから我流を貫き通すのか…。

ちなみに私はわりと後者気味だった。
(ちょっとでも見てもらえるだけでありがたい精神)
でもこの動画を見て、もうちょっと
他人に強気で影響を与える意識を持っても
いいんじゃないかな、と思い始めたところである。

 

 

【2時間DTM裏話】アコギの打ち込みの話(Ample Guitar T)

今日はアコギの打ち込みについて。
2020年8月1日の二時間DTMで作った作品をもとに。

www.youtube.com

前に同じく二時間DTMの「砂漠」を作った時に
アコギ音源をはじめて作品に取り入れてみて以来、
かなり気に入ったのでまた使ってみたのがこれである。

使っている音源は
「Ample Guitar T」というもの。
2万円弱で買えて、音も良くてかつ使いやすいすぐれもの。

この音源のすごいところは「ストラム機能」。
この機能をオンにすると、
鍵盤の低いところでコードを指定して
上の方の鍵盤で奏法を指定して演奏することができる。

これ自体はいいギター音源にはだいたい入っているのだけど、
AmpleGuitarシリーズのすごいところは
「この鍵盤にはこのコード」という設定だけではなく
左手で実際に鳴らしたいコードをそのまま鳴らすことで
コードを指定することができるモードも搭載

これがとてもだいすきなので、
ギター系の音源は全部AmpleSound使ってます。
(AmpleGuitarTも指弾きの拡張買いました)

 

で、この音源を使ってのストロークの打ち込みについて

①2つあるダウンストロークの違い
C4~B4までが奏法を指定して鳴らす鍵盤なのだが、
例えば、ミュートではなく普通に弦を鳴らす場合
C4→ダウンストローク
D4→ダウンストローク
E4→アップストローク
となっている

ダウン奏法の①と②の違いは
低弦重視か高弦重視か、というところ。

①のほうは、コードの変わりめや小節頭に
ルート部分もしっかりふくめて
「じゃーん」と鳴らすイメージ

②のほうは、アップストロークと交互に使って
コードの上の方の音をじゃかじゃかと軽く鳴らすイメージ

この、①と②をうまく使い分けることで
打ち込み臭さを少し解消することができる。

ちなみに、どのくらいたくさんの弦を鳴らすか、については
その奏法入力のベロシティで調整可能。

これと左手の展開系をうまく使えば、
ストラム機能を使ったまま、トップノートをコントロールして
ギターのコードに流れをもたせることも可能である。

上記の曲だと、

「じゃーんじゃじゃーんじゃじゃーん」
というふうに鳴らしているが、

確か

「C   B  C   E  D   」

と演奏させた記憶がある。
(※Bはアップストロークのミュート)

 

②コードチェンジのタイミング
また、このストラム機能は、左手でコードを変えたときに
ちゃんと音が止まってフレットノイズが鳴る、という
仕様つきである。大変ありがたい。

で、実際にそれをリアルに再現しようとすると、
実際のギタリストはいつコードチェンジしているかというと
次のコードがなるジャストタイミングではなく
(それだとどれだけうまいひとでも間に合わない)
実はそこよりけっこう前だったりする

 

この曲ではコードチェンジの16分音符ぶん前のタイミングで
次のコードを入力している。

そうすることで、ちょうどいいかんじのタイミングで
コードが切れて、ちょっとメリハリがつく。


…みたいなことを、ちょっと意識してみたよ、
というお話。

これ、音源頼らず100%MIDIデータで作り込むとしたら
相当大変なんだよな…
これやってるひと、本当にお疲れ様です。